視点の相違を考える

admin
7月 17, 2020 0 Comment

医師・薬剤師の連携を円滑に行っていこうとするならば、お互いの期待されている役割をしっかりと自覚することが非常に大切だと考えます。双方の望んでいない役割で連携を取ろうとしたところで、もたらされるものは各々の信念が対立してしまう状況ではないかと思うのです。お互いはどんな事に対して関心を持っているのだろうか・どんな行動を期待しているのだろうかと考え、双方の期待が違和感なく承認されなければ、連帯行動が破綻してしまうというケースも出てきてしまうでしょう。今回はまず、医師・薬剤師双方の視点を垣間見ながら、薬物療法を取り巻いている現状についてお伝えしていこうと思います。カナダで行われた研究にて、地域薬剤師と家庭医に対して「連携行動における態度・経験・望ましいコミュニケーション方法・案じている障壁」などについて調査を行いました。連携行動は患者さんのアウトカム向上に寄与すると多くの医師・薬剤師が回答しました。しかし、その思いとは裏腹に連携頻度は決して高くはなく、本研究における薬剤師の1/4・医師の1/3が「日常的に連携は行えていない」とも回答しているのです。日本国内においては、疑義照会に電話を用いることが多いように思えるのですが、しかしながら電話による疑義照会で必ずしも満足のいく連携が出来るとは限らないように感じるのです。薬剤師が自身の役割に対する意識としては、OTS医薬品の評価・患者カウンセリング・副作用のマネジメント・患者に対するアドヒアランス向上支援・薬物の相互作用に関するアドバイス・処方箋の調剤等が90%以上の回答でした。なお保険請求に関しては70%を下回っており関心は低い事がうかがえます。一方の家庭医から見た薬剤師の役割はというと、薬剤師の回答と重複している点もあるが不一致の点も見られます。処方調剤・患者に対するアドヒアランスの向上支援、そして最も異なったのは保険請求に関する期待が強い点でした。逆に薬剤関連についてはさほど期待を抱いてはいないようです。この意識の差に加え、時間的問題・報酬的問題・人的問題などの障壁も相まって、連携が阻害されてしまっているようです。我が国だけでなく、多かれ少なかれこの問題は国際的に見ても大きな課題だといえるでしょう。

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