裁量労働制の悪用

admin
6月 7, 2019 0 Comment

 求人詐欺の例には、裁量労働制を悪用したものがあります。裁量労働制とは、どんなに長時間働いても、記録としては固定された時間しか従業しなかったと見做されるもので、いわゆる見做し労働制がそれに当たります。つまり残業を繰り返しても、その残業代が全く支払われないことになります。求人広告では基本給を高めに設定して提示し、入社後に長時間の残業を強いるのが典型例として知られます。給与に関する求人詐欺は他にも枚挙に暇がなく、ボーナスを基本給に含めてしまったり、営業手当や地域手当を残業代と区別しなかったり、無理矢理管理職のポストを与えて手当を支払わなかったりします。

 残業はたとえ高給を貰っても、労働者にとって重要な関心事項です。ワークライフバランスを保つためにも、一定以上の時間に渡る残業を強いられることは我慢の出来るものではありません。求人詐欺ではよく、「残業無し」といった表現が用いられます。しかし実際は毎日のように残業を強いられるのです。年休等も「120日」などと尤もらしい記載で誤魔化すのですが、入社してみるとその4分の1であると知るようなケースが後を絶ちません。繁忙期は特に労働者が泣き寝入りし易い時期に当たります。皆が頑張っているのだからと、残業を半強制的に与えてしまうのです。有給休暇も取り辛く、疲弊してしまいます。その他にも朝礼等を理由に、始業時刻を前倒しして出勤させることがあり、その数十分が給与額に反映されません。

 求人詐欺は給与や手当、労働時間に関するものが大半を占めますが、実際の仕事内容が求人広告のそれとは異なるケースも目立ちます。典型例としては、「事務職」と記載して募集し、入社後に営業として働かせるケースが挙げられます。労働事情をよく知らない応募者であれば、営業も事務職なのかと思い込み、抗議することもありません。

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